楽天の辰己涼介外野手（２８）が１１日、今季取得した国内ＦＡ権行使の手続きを行った。期限最終日に書類を提出し、ギリギリのタイミングで決断した。今季年俸は非公表も推定１億円以上で、人的補償が発生するＢランクとみられる。楽天モバイルで取材に応じ、「総合的に判断した。野球がうまくなりたいとか必要としてくれるチームがあるかとか、行使した上で考えたい」と話した。メジャー挑戦への意欲があり、ポスティングシステムを利用した移籍をシーズン中に要望も、球団に認められず。メジャーへの思いについて「そこを諦めたとかではない」と話した。

　立命大から１８年ドラフト１位で入団。中堅手として２１年から４年連続ゴールデン・グラブ賞に輝き、昨季は初めて最多安打のタイトルも獲得。今季は２度も２軍落ちするなど苦しみ、１１４試合出場で打率２割４分、３２打点、７本塁打、２０盗塁。

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