【楽天】同世代から刺激受けて成長 284%アップの3300万円でサインの黒川史陽「僕もやらないと、という気持ち」

スポーツ報知

2025.11.6(木) 18:22

契約更改した楽天・黒川史陽(カメラ・有吉 広紀)

 楽天・黒川史陽内野手が6日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、2440万円増の年俸3300万円(金額は推定)でサインした。今季の860万円から284%アップは、24年小郷の265%(850万円→3100万円)を抜いて球団野手最高のアップ率。「すごく評価してもらいました」と笑顔を浮かべた。6年目で自己最多83試合に出場し、規定打席には届かなかったが打率2割9分9厘、4本塁打、33打点。4番に座ることもあるなど、打線の軸となって貢献した。

 今季はキャンプ一軍スタートも上半身のコンディション不良があり、開幕一軍を逃した。初めて一軍に上がったのは6月12日。それまでに同学年の中島や、一学年下の宗山ら、同世代の選手たちが活躍していた。「2人が先に(一軍で)プレーする姿をテレビで見ていて、僕もやらないと、という気持ちだった」と刺激を受けながらも、「いろんな人がいろんなことを教えてくださった。そのことを信じようと思いました」。積み上げてきたものを信じて結果につなげた。

 具体的な目標の数字は掲げないという黒川だが「出塁率と得点圏打率はすごく意識している」。出塁率3割7分2厘は、チーム主力野手で2番目、得点圏打率3割4分4厘は同じく3番目と好成績を残した。来季はこれを超えるほどの数字を残し、チームの力になるつもりだ。「1年間勝利に貢献し続けないといけない立場になってきている」と自覚も十分。来季も勝負強い打撃と、塁上を駆け回る場面を何度も見せ、勝利に貢献する働きをみせる。

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