
オリックス・岩崎翔投手が31日、7月に取得した海外FA権を行使せずに残留する意思を表明した。プロ18年目の今季は、5月に中日からトレードで加入。今季からの2年契約だったことを明かし「すごくいいシーズンを送らせてもらった。このチームで優勝したいと最後に思った。もう一回、優勝争いとかそういう思いができるように、貢献できる選手になりたい」と、熱い思いを語った。
途中加入ながら勝ちパターンに定着し、37試合で4勝1敗、防御率2・12をマーク。「移籍がチャンスというか、オリックスというチームに来られて、もう一度野球人生がいい方向に変わった」と、充実の1年を振り返った。胸に秘めるのは、CS第1S第2戦で日本ハム・レイエスに逆転打を許し、そのままシリーズ敗退となった今季のリベンジ。「最後、レイエスとああいう形で終わってしまったので、あのコースにもう1回投げても押し込めるような進化をしていけたら」と、さらなる成長を誓った。
今後は重りを使ってのシャドーピッチングで感覚を取り戻しつつ、来季へ状態を上げていく計画だ。「久しぶりに勝ちパターンで投げさせてもらって、すごくやりがいも感じた。感謝の気持ちはめちゃくちゃあるので、チームのためにどんな状況でも、どんな場面でもいければ」と岩崎。「個人的にはやっぱり、50試合をクリアできなかったので、そこは最低限の(目標)ライン。また7回、8回、9回ももちろん狙えるように」と、36歳で迎える来季へ自身に高いノルマを課した。
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