ソフトバンク・有原航平、流出も メジャー再挑戦の意思 海外FA権なく球団ポスティング認めない方針…自由契約の可能性

スポーツ報知

2025.10.31(金) 02:00

2回1死、力投する有原航平(カメラ・岩田 大補)

◆SMBC日本シリーズ2025第5戦 阪神2―3ソフトバンク(30日・甲子園)

 ソフトバンク・有原航平投手(33)が流出する可能性があることが30日、分かった。米球界から23年にNPBへ復帰した右腕は、今季で3年契約を終了。メジャー再挑戦の意思を持っていることが判明した。

 有原は日本ハムでの6年間で通算60勝をマーク。20年のオフにポスティングシステムを利用し、海を渡った。ところが、1年目の21年に右肩の手術もあり、レンジャーズでの2年間でわずか3勝。不完全燃焼のまま日本球界でプレーを選択した。ソフトバンクでは3年連続の2ケタ勝利。特にここ2年は開幕投手を務め、連続でパ最多勝のタイトルを獲得した。実力が健在であることを証明すると同時に、メジャーへの思いが膨らんでいったもようだ。

 ただ、昨年4月に国内FA権の取得条件を満たしたが、海外FA権は保有しておらず、球団はポスティングによる移籍は認めない方針。不可欠な戦力として全力で慰留するが、再び夢を追うことを望めば、自由契約になることが現実的だ。

 有原は日本シリーズでも第1戦の先発を務め、この日の第5戦でも中4日で5回途中を2失点と大崩れしなかった。試合後は「(シーズンが)終わったばかりですからね。とりあえずゆっくり休ませてください」と語るにとどめたが、5年ぶりの日本一にも貢献した右腕が自由契約になれば、国内他球団が関心を示すことも確実。さらに流出となれば、リーグ3連覇と2年連続日本一へ、大きな戦力ダウンとなる。

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