【パCS】オリックス・岸田護監督、執念継投の裏側明かす「ミーティング通りじゃないところに九里を当てられる」

スポーツ報知

2025.10.12(日) 18:35

2連敗で敗退となり、観客席にあいさつする岸田監督(右)ら(カメラ・豊田 秀一)

◆2025 パーソル クライマックスシリーズ パ・ファーストステージ 第2戦 日本ハム5―4オリックス(12日・エスコンF)

 オリックスが終盤に逆転を許し、今季の全日程を終えた。8回に岩崎がレイエスに右越えへの逆転2点タイムリーを許した。岸田監督は「本当の勝負どころというところでね、みんな強い気持ちでやってくれたんですけどね。結果としては受け止めて、バネにして、糧にしていったもらわないといけない」と受け止めた。

 3回3失点だった先発・宮城を降ろし、4回から九里を投入。移籍後初のリリーフ登板となったベテラン右腕は4安打を浴びながらも、4回を無失点と好投を見せた。「いけと言われたところでいくだけ。1イニング、1イニングと思っていた」。炎の豪華リレーで終盤までリードを保ったが、最後に力尽きた。

 岸田監督は「向こうのミーティングでもね、宮城のミーティングでしょうし。途中からね、九里がいったらね、ミーティング通りの打線じゃないところに九里を当てられますしね。それだけじゃないんですけど。九里は素晴らしいピッチングしてくれましたしね」とたたえた。

 チームは08、14年に続いて、日本ハムに敗れてCSファーストステージで敗退。2年ぶりの日本シリーズ進出は幻と消えたが、指揮官は前を向いた。「去年の5位から経験値の高い選手たちがね。本当にもう一回巻き返してくれたっていうところがね。チームにとってはね、すごく良かったなって思うところです」とナインをねぎらった。

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