
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 日本ハム8―2ヤクルト(11日・エスコン)
日本ハムの加藤貴之投手が9回9安打2失点の粘投で今季4勝目。今季初完投でチームの完投数は両リーグ断トツの12(金村4、伊藤3、北山2、山崎1、古林睿煬1、加藤貴1)となった。また、球団では15年以来のシーズン6人目の完投投手となった。
新庄監督は試合後「今日は加藤コーチにお願いして完投してもらいました」とだけコメントを残し、球場を後にした。その加藤投手コーチは「ずっと長いイニングを投げさせていなかった。鬱憤(うっぷん)も溜まっていたでしょうから。今日は長いイニングを投げさせたいというのはあったので僕としてもうれしかった」と続投の裏側を語った。
シーズン6人目の完投投手の誕生に関して同コーチは、「すごくありがたいこと。みんな完投することで、俺も俺もっていう感じになってくると思う。それはいい効果」と先発陣の相乗効果に期待した。
加藤貴自身も、直近3試合は6回を投げきれずに降板しており、「最近は長いイニングを投げることができず情けなかった。今日は自分の中でもいい結果。もう一回自分を見つめ直すいい感じだった」と今季最多の108球を振り返った。
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