【日本ハム】玉井大翔が初ブルペンで60球 鉄腕復活へ「1年間1軍で、馬車馬のように働く」…昨季1軍登板なし

スポーツ報知

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2025.1.26(日) 07:30

自主トレ先の沖縄・名護のブルペンで投球する玉井(カメラ・砂田 秀人)

 日本ハムの玉井大翔投手(32)が25日、沖縄・名護で行われている先乗り自主トレに参加し、初ブルペンで60球を投げ込んだ。2年目から6年連続で40試合以上に登板してきた鉄腕は、昨季1軍登板ゼロに終わった。昨年4月に発症した腰痛も癒え「あとがないと思っている。(今季は)1年間1軍で、馬車馬のように働く」とフル回転を誓った。

 鉄腕復活を予感させた。玉井は先乗り自主トレ初のプルペン入り。直球にスライダー、シュート、フォーク、カットボールと球種を変えながら、計60球。感覚を確かめるように一球一球丁寧に投げ込んだ。「真っすぐも良かったし、変化球もある程度いい感じで投げられている。体の状態、コンディションもいい。キャンプが始まってもしっかり勝負できる」と万全を強調した。「(この時期の60球以上の投げ込みは)1、2年目以来じゃないですか」と明るく振り返った。

 入団2年目から6年連続で40試合以上に登板した鉄腕。ビハインドの場面でも、勝利の方程式の一角を担う状況でも登板を重ねてきたが、昨季は初の1軍登板ゼロに終わった。「あとがないと思っている。去年投げられなかった分、今年取り返す。馬車馬のように働きたい」。背水の覚悟を示し、今季は再びフル回転を誓った。

 昨年4月に腰痛を発症し、7月に復帰。ファームでは17試合に登板したが1勝4敗、防御率4・96と調子が戻らず1軍に呼ばれなかった。オフは肘を下げた新フォームを取り入れた。「自分の腕の一番振りやすい位置を探す中で、今の(肘を下げた)位置は一番(腕を)振れる。バランス良く投げることが一番」。フォームを見つめ直して、秋季キャンプでも投げ込み。不安は消え、手応えを感じている。

 来月1日から始まる春季キャンプは2軍スタート。「アピールしていかなければいけない立場」と2月8日の名護での紅白戦に照準を合わせ、早めの調整を行っている。19年に65試合に登板したリリーフエースが完全復活を誓った。(川上 晴輝)

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