ロッテドラ3・一條力真「フォーク、真っ直ぐの伸びをアピールしていって…」武器はフォーク!
ベースボールキング
- ニュース
2025.1.13(月) 17:00
ロッテ・一條力真(撮影=岩下雄太)
◆ 武器はフォークロッテのドラフト3位・一條力真(東洋大)は、フォークを武器にする。
昨年12月4日に行われた新入団選手発表会でも「注目してほしいポイントはフォークボールです。落差の大きいフォークボールが持ち味だと思うので、三振をバンバン取っていきたい。そこを見てほしいと思います」とアピールした。
大学4年間で磨いてきたことについても「やっぱりフォークですね」とし、「(参考にしてきた投手は)特にはいないですね。(フォークを投げる上で意識してきたことも)特にないですけど、どこを狙って投げるかというところだけですね」と続けた。
フォークはストライクゾーンに投げるフォーク、空振りを取るフォークなど、現在何種類くらい操っているのだろうかーー。
「2種類ですね。カウントのフォークと三振を取るフォークです」。
映像を見て気になったのは、140キロ台前半の落ち球のボール。「ツーシーム、スプリットも投げます」と一條。小さく落ちる140キロ台前半のボールがスプリットなのだろうかーー。「スプリットも40ぐらいですね」と明かした。
◆ 一軍で活躍するために必要なこと
ドラフト3位でプロ入りし、即戦力として期待される中で、現時点で一軍で活躍するために必要なことはどんなことと考えているのだろうかーー。
「リリーフという形だと思うので、球速をもっと上げないといけないですし、あとは変化球もフォークだけじゃダメだと思うので、もう1つあればいいなと思っています」。
フォークと共にプロでは大学3年生から投げ始めたツーシームを磨いてきたい考え。大学時代はここぞの場面ではフォークを多投し、ツーシームを信用しきれていなかったとのこと。色々と握りを試して、自分のモノにしていくつもりだ。
ストレートに関しても球速をもっと上げないと、と話しているが、大学時代の映像を見るとかなり力強い印象を受けた。一條本人も「ストレートも自分の持ち味だと思っています」とキッパリ。
◆ 東洋大
ロッテには東洋大学の先輩・佐藤都志也が捕手としている。「頼もしいですし、キャッチャーなのでバッテリーを組めたらいいなと思います」と話す。
また、東洋大が所属していた東都大学野球リーグには、東洋大だけでなく、亜細亜大、青山学院大、國學院大、中央大など、たくさんのプロ野球選手を輩出している。同じ東都出身のプロ野球選手で対戦したい打者や意識する存在について訊くと、「特に意識したことがないのであんまりないですけど」と話した上で、「同級生には岩崎(峻典・ソフトバンク6位)がいるので、岩崎に負けないようにしたいです」と語った。
2月1日からは春季キャンプが始まり、本格的なプロ野球選手としての生活がスタートする。「自分を活かしたピッチング、フォーク、真っ直ぐの伸びをアピールしていって、目に留まればいいなと思います」と春季キャンプ、オープン戦でしっかりとアピールすることを誓った。
▼ 一條力真
背番号:41
生年月日:2003年2月10日生
守備位置:投手
身長 / 体重:190センチ / 90キロ
投 / 打:右 / 左
経歴:常総学院高-東洋大-ロッテ(ドラフト3位)
取材・文=岩下雄太