
ロッテのドラフト1位・西川史礁(みしょう)外野手(21)=青学大=が11日、内野用、外野用のグラブを携えて“二刀流”で本拠・ZOZOで始まった新人合同自主トレに参加した。
青学大では主に外野を守ったが、龍谷大平安時代は遊撃。「センターラインのどこかを守ってくれたら」と期待する吉井監督はキャンプで西川に内野の練習もさせて、適性を見極める考えだ。指揮官の方針に応じようと2つのグラブを持参して練習したドラ1は「与えられたところを全うするだけ。内野も外野もできるように、しっかりと準備していきたい」と表情を引き締めた。
昨秋のリーグ戦中に死球を受けて右人さし指を亀裂骨折したが、昨年12月20日にキャッチボールを再開。「塁間の距離を100%で投げ切るというのは問題ない。このままキャンプに向けてやっていければ」と完全回復に自信を示す。目標の新人王獲得へ、貪欲に定位置確保を狙う。(阿見 俊輔)