上原浩治氏、メジャー挑戦から1年で日本球界復帰の上沢は「何も悪くない」もポスティングシステムには「12球団が統一したルールを作るべき」
ベースボールキング
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2024.12.29(日) 09:14
ソフトバンクへの入団記者会見でポーズをとる上沢直之投手(C)Kyodo News
29日に放送された『サンデーモーニング』(TBS系)の人気コーナー『スポーツ御意見番』に上原浩治氏が出演し、ソフトバンクへ移籍した上沢直之について言及した。上原氏は「今問題になっていますけど、1回アメリカに行った時点で、球団の保有権がなくなるので、必ず日本ハムに戻らなければいけないと言う契約ではないので」と持論。「選手は商品ですから、より高いオファーがあれば行くのが普通というか。ファンの方たちは帰ってくるもんだと思っていたかもしれないですけど、上沢投手も1年で日本に戻ってくるとは思っていなかったと思うので、球団が離れた時点で保有権がないわけですから。どこと契約してもいいわけなので、ファンの方が怒るのはどうなのかなというのはありますし」と続けた。
その一方で、「ルールはちゃんとしないと。これからどんどんこう言う選手が増えてくると思います」と警鐘を鳴らし、「上沢選手が悪いイメージがついていますけど、何にも悪くないんですよ。そこはわかって欲しいですね」と話した。
ポスティングシステムについてどう思っているか問われると、上原氏は「一番良いのはなくすのがベストかもしれないです。FAがあるわけですから、それを1年早くするとか、FAの1年前しかポスティングを認めませんとか。そういうふうに12球団が統一したルールを作るべきだと思います」とキッパリ。「そこが球団によって違うので、球団がNOと言えば、まず認められないルールですから。本当にこれからも問題ですね」と自身の見解を述べた。
上沢は11年ドラフト6位で日本ハムに入団し、18年と21年に二桁勝利を挙げるなど、日本ハムの中心選手として活躍してきたが、昨年オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦。レッドソックスで2試合に登板するも、今オフ日本球界のソフトバンクに復帰した。