「どこで投げようと変わらない」上沢直之、エスコンでハム党のブーイング覚悟…ソフトバンク入団会見

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2024.12.27(金) 06:05

ソフトバンクへの入団記者会見でポーズをとる上沢

 レッドソックス傘下3AからFAとなり、ソフトバンクに加入した上沢直之投手(30)が26日、福岡市内で入団会見に臨み、ハム党からのブーイングを力に変えると誓った。年俸2億5000万円の4年契約で鷹の一員となった通算70勝右腕は「ホークスの熱意に心が打たれた。この決断が良かったと言えるように、プレーや結果で見せたい」と言い切った。

 壇上の上沢に笑みはなかった。「ファイターズさんにはものすごく感謝していますし、米国に挑戦させてもらえたのもファイターズのおかげ」。1月にポスティングシステムでレイズとマイナー契約したが、譲渡金は約95万円。そこから1年弱で帰国し、日本ハムからオファーを受けたなかでソフトバンク移籍を選択した。「さまざまな声が上がるのは分かっていた」。世間の風当たりが強いことは百も承知の決断だった。

 目標は開幕から「先発ローテを守ること」だ。仮に開幕2カード目の出番となれば、4月1、2日にエスコンのマウンドに立つ。今季の山川が西武の本拠地・ベルーナDで浴びた痛烈なブーイングを、北広島で受けるかもしれない。それでも「どこで投げようとやることは変わらない。もしそこ(エスコン)で投げることになれば、ホークスが勝てるように投げたい」と語気を強めた。

 背番号は1と10を提示され、10を選んだ。「あまり1ケタが似合わなそうだなと。リーグ優勝、日本一の戦力に必ずなれるように」。9月に痛めた右肘も回復途上。21年に12勝を挙げた投球術で、北の大地のファンを黙らせる。(田中 昌宏)

 ◆上沢 直之(うわさわ・なおゆき) 1994年2月6日、千葉・松戸市生まれ。30歳。専大松戸では甲子園出場なし。2011年ドラフト6位で日本ハム入団。14年にプロ初勝利など8勝。18年に自身初の2ケタ勝利となる11勝、21年に自身最多12勝。23年オフにポスティングシステムを利用してレイズとマイナー契約。24年3月にレッドソックスに移籍。メジャーでは2試合の登板にとどまり、11月にFAとなっていた。187センチ、88キロ。右投右打。

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