ソフトバンク・小久保裕紀監督が３０日、地元・和歌山市内で自身の名前が冠された少年野球大会「小久保裕紀学童野球大会２０回記念事業」に参加した。この日は、和歌山市学童部所属の小学生約６５０名を対象に、野球教室を実施。低学年にはゴロ捕球、高学年にはキャッチボールとティー打撃指導を行った。

　現役時代に２０４１安打、４１３本塁打を放ち、ゴールデングラブ賞にも３度輝いたレジェンド。「ゴロが転がってきたら必ず股を割って、低い姿勢で頭を下げないこと」、「キャッチボールでは相手の胸に投げるという強い意思を持ち、受け手側はどこにボールが来ても捕れるように準備しておこう」、「自分の打った打球の行方はすぐに見ようとせず、（ボールとバットの）当たるところを見る意識で。ホームランは（見なくても）歓声で分かるから」などなど、時折「５３歳のおじさんがやってみようか」と自らの実演も交えながら、プロ生活１９年で培った技術を子どもたちに伝授した。

　最後はスポンジバットで特大ホームランを放ち、教室を締めくくった指揮官。「すぐにはうまくならないので、やっぱり反復練習しかない。反復の時間を大事にしてほしい」と熱いエールを語った。なお、あす１２月１日は同大会の準決勝、決勝が行われる予定だ。

　準決勝、決勝の日時と組み合わせは以下の通り。

　会場…東公園野球場（和歌山市民球場）

　準決勝第１試合…紀伊―宮前　８時４５分開始

　準決勝第２試合…四箇郷―野崎西湊　１０時２５分開始

　決勝…１２時３５分開始

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