ソフトバンク・山川穂高内野手（３２）が２日、“コソ練”効果で逆王手をかけると誓った。日本Ｓ第６戦の雨天順延を受け、横浜で練習。雨天練習場は狭いため取材ＮＧとあり、報道陣にどんな練習をしたか問われると「内緒です」とニヤリと笑った。続けて「ここちょっと違ったかなっていうのが１個あったんで、直してみました」と、何らかの打撃改造を施したと明かした。

　本拠での第３～５戦は計１２打数無安打。３試合で計１得点しか奪えなかったチームの、悪い意味での象徴となった。それでも「ここ３試合タコって、本来なら今日（２日）試合じゃないすか。一日練習として使えたのは、もしかしたらいいかもしれない」と恵みの雨に感謝。第２戦で先制２ランを含む２打数２安打と攻略した大貫との再戦に「あれはたまたま。監督も言ってるように、勝てばいいんです」と自然体の腕をさすった。

　小久保監督も“湿った空気”が流れを変えることに期待した。「雨降って地固まるで、いい雨。ガチンコであした（３日）、あさって（４日）勝って日本一になるというだけだと思うんで、やります」。まずは逆王手。続く第７戦も制し、外弁慶シリーズをコンプリートする。（田中　昌宏）

関連ニュース

・【ソフトバンク】山川穂高の“課金ボディー”って？「僕の体、結構お金かかってると思いますよ」報道陣爆笑
・【ソフトバンク】小久保裕紀監督、逆転日本一へ近藤健介の先発起用を示唆「（症状は）改善傾向にある」
・【ソフトバンク】小久保裕紀監督３つの秘策で逆転日本一勝ち取る
・【ソフトバンク】土俵際から４年ぶり日本一へ　逆王手託された有原航平「とにかく、期待に応えられるように」
・【ソフトバンク】１９５８年の巨人に並ぶ日本シリーズ２６イニング連続無得点で球団譲渡後初の崖っぷち　小久保裕紀監督「３つ負けてしまった。やるだけ」