【西武】育成4位・星槎道都大の左腕・佐藤爽「エスコンで登板するのが一つの目標」

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2024.11.1(金) 06:00

西武・西口文也新監督のサイン色紙を持つ星槎道都大・佐藤(右)と水沢スカウト(カメラ・島山 知房)

 西武に育成4位で指名された星槎道都大・佐藤爽投手(21)が10月31日、北広島市内の同大で前田俊郎チーフスカウト(59)、水沢英樹スカウト(55)から指名あいさつを受けた。北広島市出身の左腕は、地元・エスコンフィールドへの凱旋(がいせん)を誓った。

 指名あいさつを終えると、緊張の糸が切れたように白い歯がこぼれた。ドラフト会議から7日。社会人野球の強豪チームからの誘いを断り、プロ一本に絞って指名を勝ち取った佐藤は「本当に(名前が)呼ばれたんだなという感じ」と笑みを浮かべた。

 日本ハムの本拠地から車で15分の距離にある実家で育った。札幌豊平ボーイズ時代はベンチ入りするのがやっとで、札幌山の手高でも無名の存在。大学4年間を過ごし、急成長を遂げた場所という意味でも北広島市に対する思い入れは強く、「エスコンで登板するのが一つの目標。地元なので」と夢を描いた。

 そのためにも、まずは支配下契約を勝ち取ることが最優先になる。水沢スカウトから「コントロールもいいし、投球センスもある。出力を上げてくるだけ」と“課題”を提示された最速148キロ左腕は「できれば早く上がりたいですけど、焦らずに自分のできることをやっていきたい」と気を引き締めていた。

(島山 知房)

 ◆佐藤 爽(さとう・そう)2003年2月9日、北広島市生まれ。21歳。北広島イーストグローリーで野球を始め、大曲中では札幌豊平ボーイズでプレー。札幌山の手高では2年秋にエースとして全道大会に出場した。星槎道都大では今春のリーグ戦で最高殊勲選手賞を獲得し、23、24年と2年連続で全日本大学選手権に出場した。176センチ、81キロ。左投左打。家族は父、弟、妹。

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