【ソフトバンク】どうなる日本シリーズ先発ローテ残り2枠 石川柊太&大津亮介&大関友久 3人とも好投
スポーツ報知
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2024.10.21(月) 18:01
ソフトバンクが日本シリーズで繰り出す先発ローテは固まったのか? 21日、みずほペイペイで実戦形式の練習が行われ、石川柊太、大津亮介、前田純の3投手が登板。日本シリーズでの先発ローテ入りを目指す石川は打者11人に無安打2三振2四球。同じく大津も12人に2安打3三振無四球と、ともに好投を演じた。
現時点で有原、モイネロ、スチュワートの3本柱は日本シリーズ当確。残り2枠を石川、大津、そして20日のフェニックス・リーグ(対ヤクルト、西都)で5回0/3を1失点とまずまずの投球を披露した大関友久で争う構図となっている。
倉野信次投手コーチは「ローテのことは一切言えないです」と前置きした上で「今(5人の枠に)6人の候補がいるという感じですね」と説明した。つまり、石川、大津、大関のうち1人が“落選”ということになる。ただし同コーチは「先発できないイコール、全く投げないわけではない。ポストシーズン期間中は今まで先発投手であっても中に入れたりもするでしょうし。全員スクランブル状態でいくことにはなると思いますので。そこは状態と適性を見ながら」と“第6の男”も救援投手として起用する方針を示した。
石川と大津は救援投手としての実績が豊富。仮に日本シリーズでブルペン陣に加わることになっても、問題はないだろう。一方、大関は支配下登録1年目の2021年は全12試合で救援登板だったが、ここ2年は先発でしか登板していない。ロング救援候補の前田純(と松本晴)が左腕だけに、大関はモイネロに次ぐ貴重な先発左腕として抜てきされるのではないだろうか。
倉野コーチは大関が9月18日に発症した左大円筋損傷について「もう考慮していないです」と完治を強調。20日の投球についても「シーズン中に近いパフォーマンス力は出せたという評価はしています」と高得点でジャッジした。
石川はCS最終Sの4戦目に先発予定だったが、チームが3連勝で突破したため出番がなかった。「投げたい感覚。しっかりと勝負できる状態をつくって投げられるように準備したい」とキッパリ。同5戦目の先発予定が霧散した大津も「(昨季経験した)中継ぎでいくより、今年一年やってきた先発で絶対投げたい」と先発を狙っている。果たして吉報は誰に届くのか。
▼松本裕、藤井、和田は絶望
○…倉野コーチは、それぞれ故障のためリハビリ中の松本裕、藤井、和田の救援3投手について、日本シリーズの登録はないことを明言した。「現状、試合で投げられていない、というのが答えですね」。来季に向けて焦らず回復するように求めていた。
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