【オリックス】岸田護新監督の“初采配”は今月中旬フェニックス・リーグで 球団の投手出身監督は阪急時代の梶本隆夫以来44年ぶり

スポーツ報知

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2024.10.10(木) 05:00

新監督就任が決まったオリックス・岸田護投手コーチ

 オリックスは9日、本紙既報通り、新監督に岸田護投手コーチ(43)が就任することを発表した。昨年までリーグ3連覇を果たした中嶋聡監督(55)が、今季5位に終わった責任などを取り、6日に辞任。球団は水面下で後任の選定作業を進めるなか、速やかに岸田コーチに一本化してスピード決着に至った。球団の投手出身監督は前身・阪急時代の1980年の梶本隆夫以来、44年ぶりだ。

 新監督の“初采配”は、みやざきフェニックス・リーグになることも判明した。今月11日に就任会見を行った後、中旬にも、留任する水本ヘッドコーチとともに宮崎を訪れ、ベンチ入りして指揮を執る予定。19年に引退後は投手コーチとして2軍で若手の育成に尽力し、今季途中から1軍部門を任されたが、采配面に関しては、これから試行錯誤を重ねていくことになる。

 いち早くタクトを振ることで、野手の特長把握やサインの意思疎通などを図る経験を積めるほか、水本ヘッドとは、実戦ならではのコミュニケーションが取れる。ロッテの吉井監督も22年の就任直後、同リーグで指揮を執ってシーズンにつなげており、良いデモンストレーションになることは間違いない。

 岸田新監督は選手、コーチ時代を合わせ、19年間オリックス一筋。中嶋監督の下で「おっしゃられることが的確ですし、すべてが勉強になった」と口にし、「また来年頑張るしかない」と意気込んでいた。巻き返しを期す25年シーズンに向け、早期の監督デビューから始動する。

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