【オリックス】今季3勝右腕がフェニックス・リーグ参加へ「疲労のことは考えずやっていこうと思います」

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2024.10.5(土) 05:00

キャッチボールを行う山下舜平大(カメラ・渡辺 了文)

 オリックス・山下舜平大投手(22)が4日、来季へ向けた「超速始動」を宣言した。今季は14試合の登板にとどまり、3勝6敗、防御率3・38。7日から宮崎で開催されるフェニックス・リーグに参加する見込みで「トレーニングもガッツリしながら、疲労のことは考えずやっていこうと思います」と決意表明した。

 プロ初勝利を含む9勝を挙げた昨季からのキャリアダウン。ファーム調整や中継ぎでの復活も模索するシーズンだったが、山下は前だけを向いた。「今年は投げられるので。追い込みたいし、計画的にやりたい」。昨年の同時期は腰痛によるリハビリが大半。肉体的に大きな問題のない今オフは、徹底的に自身を鍛え抜く。

 先発に復帰した8、9月はプロ初完投もマークするなど計6試合で3勝2敗、防御率1・58と巻き返し、フォークの精度も劇的に上がった。8月28日のソフトバンク戦(長崎)では自己最速の161キロ(球場表示)も計測。「もっと(球速は)行けるんじゃないかな…と思っています」と、向上目標の一つとする。

 球団はこの日、フェニックス・リーグ参加の22選手を発表。山下はまずコンディショニングを優先するため発表されなかったが、リリーフの軸として期待されながら7試合の登板に終わった山崎は名を連ねた。上半身のコンディション不良が完治し、フル参戦を予定。一時は140キロ中盤だった球速も最速151キロまで回復している。「自分の成績、1軍の戦力になれなかったこと。悔しさを忘れずに、取り組んでいきたい」。V奪回に欠かせない剛腕コンビが、年明けを待たず、南国で復活の歩みを始める。(長田 亨)

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