「悪く言えばごまかしているだけ」自己最多タイ9勝も佐々木朗希は不満顔 メジャー7球団見守る中7回2失点10K

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2024.9.23(月) 06:25

9勝目を挙げ、ボードを掲げる佐々木(左は茶谷、右は藤岡=カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ ロッテ7―2西武(22日・ZOZOマリン)

 2年連続のCSに向け、ロッテ・佐々木が必死に腕を振った。7回107球で4安打2失点、毎回の10K。「何としても勝たなければいけない試合だったので、常に勝てる方法を探りながら投げた。内容的には満足いくものではない」。打線の13安打7得点の援護もあり、自己最多タイ9勝目を挙げたが、気を引き締め直した。

 レイズのエリック・ニアンダーGMなど、ドジャースらMLB7球団の関係者が見守る中、初回は2死から2点を失う苦しい立ち上がり。直球の最速も159キロ止まりで、2回以降はスライダーを軸にカウントを取る配球にシフトチェンジした。10Kのうち5個をスライダーで奪った。吉井監督も「ああいうのができるのは成長」と、修正力を評価。完全試合を成し遂げた22年に並ぶ白星だが、佐々木本人は「(2年前と比べて)今年はあまりよくはない。悪く言えばごまかしているだけ」と、きっぱり自己分析した。

 チームは西武2連戦を連勝で乗り切り、4位・楽天を再び2・5差と引き離した。今季は残り8試合。佐々木は次回が今季のシーズン最終登板となる見込みだ。「順位にも関わってくると思うので、まずはチームが勝つことを考えていきたい」。自身初の2ケタ勝利を懸ける22歳右腕の存在が心強い。(竹内 夏紀)

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