【ソフトバンク】22日優勝決定なら新幹線Vの可能性も 過去には1980年の広島が車内で歓喜

スポーツ報知

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2024.9.20(金) 05:00

1980年10月17日、ヤクルトが敗れて優勝が決まった瞬間、新幹線の車内でバンザイする広島ナイン

 ソフトバンクが新幹線の車内で歓喜の瞬間を迎える可能性が出てきた。4年ぶりのリーグ制覇にマジック5のチームは20、21日に本拠地のみずほペイペイでオリックス、楽天と戦う。本拠地Vとなる最短21日の優勝条件は、その2試合に連勝し、さらにマジック対象チームの日本ハムが20日の楽天戦、21日のオリックス戦に連敗すること。

 ややこしくなるのが、Xデーが22日になった場合だ。みずほペイペイでのデーゲームの楽天戦(13時開始)で自力Vを決めれば、ドーム内で祝勝会を行い、23日のオリックス戦(京セラD)は当日移動となる。だが、王手を掛けた状態で終われば、ナイターの日本ハム(京セラD)の結果を待たずに、大阪に移動する予定だ。「全員で移動するのかも、移動便すらも決まっていませんが、新幹線の車内で優勝が決まることもありえます」と球団関係者は説明。その場合は当日の胴上げは行わず、祝勝会のみを大阪市内で行うという。

 日本ハムの次の次の黒星でマジックが一気に2つ減る珍しい状況もXデーの読みづらさに拍車をかける。過去には1980年の広島が大阪から広島に帰る新幹線移動中に優勝が決まった例がある。小久保監督1年目のV決定の瞬間は果たしてどうなるのだろうか。

 ◆80年広島の“新幹線ゴール” 広島の2年連続3度目の優勝が移動中の新幹線内で決まった。10月17日にデーゲームの阪神戦(甲子園)に快勝。マジック対象のヤクルトがナイターの中日戦(神宮)で敗れた。試合終了3分後の午後8時36分、姫路駅に着く前だった。チーム関係者が「4―1で中日が勝ちました!」と報告し、広島に向かう「ひかり143号」の12号車に歓喜の声が上がった。同乗した私設応援団の笛と太鼓に合わせてナインはバンザイし、山本浩は「やったぞ!」とガッツポーズした。古葉監督は「長かったな。本当にホッとした」と第一声。車中での胴上げはなかったが、同10時35分に到着すると、広島駅では約4000人のファンが祝福した。

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