【オリックス】電撃1軍昇格の比嘉幹貴 事実上の引退試合で「アウトを取れた姿を見せられたので良かった」

スポーツ報知

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2024.9.17(火) 05:00

8回を抑えた比嘉幹貴(35)は、西野真弘とタッチをする(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス0―1ソフトバンク(16日・京セラドーム大阪)

 オリックス・比嘉が事実上の引退試合で、有終の美を飾った。大歓声を背に1点ビハインドの8回2死二塁で救援。同郷の沖縄出身の山川には四球を与えたが、中村晃を内角直球で右飛に仕留めた。「アウトを取れた姿を見せられたので良かった」と白い歯がこぼれた。

 左膝痛などを理由に現役引退を表明した15日、1軍へ電撃昇格。引退セレモニーを「苦手な性分」と固辞した右腕は、真剣勝負の舞台で力を振り絞った。この日最速は141キロを計測し、スライダー、カーブを駆使した投球術も健在。家族や同じくユニホームを脱ぐT―岡田らが見守るなか、通算418試合目の登板で火消しに成功した。

 日立製作所から09年ドラフト2位でオリックス入団。14年に自己最多62登板、21年からのリーグ3連覇にも貢献した。「27歳が新人の年で太く短い、ぱっと稼ぐ野球人生を描いていたんですけど、細く長くやった野球人生ですね」。チーム最年長の41歳は笑みを浮かべ、15年間の現役生活に別れを告げた。(小松 真也)

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