「Marines Monday Radio」でMCに挑戦したロッテ・髙部瑛斗（球団提供）

　7月1日にマリーンズ公式Podcast番組「Marines Monday Radio」がスタートし、現在までに#10まで配信されている。

　この番組は月曜の12時に放送され、選手たちのプライベートな部分を公開し、本業の野球の話は一切なく、ファンからの質問コーナーやテーマに沿った巧みなトーク、MCまで選手のみで展開している番組だ。

　これまでに小島和哉×種市篤暉、佐藤都志也×和田康士朗、国吉佑樹×鈴木昭汰、髙部瑛斗×小川龍成、坂本光士郎×横山陸人、茶谷健太×友杉篤輝のコンビが出演している。

　ロッテの和中一真広報はPodcast番組「Marines Monday Radio」を始めた経緯について「ファンを楽しませるための要素でYouTubeが動画、Xが静止画なので、あともう1個なんだろうなとなった時に耳から得る情報。選手たちのプレーは野球場で見られるので、野球以外の素の一面を見られればいいなというのと、セカンドキャリアじゃないですが、選手は絶対に引退する時が来るので、その時に指導者として残ったとしてもそうですし、タレント、解説者、野球に携わっていく人もいる。そのほかの仕事に就く人もいるでしょうけど、どちらにしても喋れる、何かを伝える、話すことが重要になってくる。その練習になればいいなというのがいちばんのきっかけです」と説明する。

　そして、この後12時に放送される#11は髙部がMCとなり、ゲストを招いてその選手を深掘りする。初のMCに髙部は「楽しみながらという感じでやりました」と振り返り、「いつも誘導してくれたというか導いてくれていたので、それが自分がMCとなると何もわからなかったです」と難しさについて語った。

　マリーンズファンにどんなところを聴いて欲しいか訊くと、髙部は「僕たちの普段見せられない話、私生活、選手間の会話の感じ、雰囲気を少しでも皆さんに届けられたらなと思います」と話した。

　ちなみにこの日のMCの採点については「点数はないです（笑）。あとは編集の力なので（笑）」と総括した。髙部がMCとして、ゲストの良さをどのように引き出したか注目だ。

（取材日：24年９月5日）

取材・文＝岩下雄太