【オリックス】9年目ラオウがプロ初サヨナラ弾「球の見え方が変わってきている」

スポーツ報知

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2024.8.24(土) 05:00

9回、サヨナラ本塁打を放ち生還する杉本(中央、カメラ・馬場 秀則)

◆パ・リーグ オリックス1×―0ロッテ(23日・京セラドーム大阪)

 オリックス・杉本が試合を決めた。両チーム無得点で迎えた9回2死、フルカウントから益田の直球を右中間へ放り込んだ。「いつかは打ってみたいと思っていた」。プロ初のサヨナラ弾。ダイヤモンドを一周すると、公称104キロの全体重を中嶋監督に預けた。「デカッ! あいつ。腰、やったらどうすんねん…」と苦笑いの指揮官も喜びを隠せなかった。

 ここ5戦で3発、チームの全7得点のうち5点をラオウのバットが生んでいる。「球の見え方が変わってきている」。左足を小さく上げるフォームで好感触をつかみ始めた。昨年11月に左足首を手術し、状態が上がらずに5月には2軍降格も経験。「はよ、帰ってこいよ。寂しいやん」。中嶋監督にはキレを出すことを直接伝えられ、励まされた。

 チームはこの日、宗、中川に再調整を命じ、出場選手登録を抹消した。「(2人は)もう終わったわけじゃない。(チームは)一つ落としたら終わりという感じ」と中嶋監督。残り31試合で3位・ロッテと7差。あの手、この手で逆転CSに望みをつないでいく。(長田 亨)

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