【オリックス】自力CS消滅の危機回避 中嶋聡監督「無我夢中でやる選手が、どんどん出てきてくれたらいい」

スポーツ報知

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2024.8.13(火) 05:00

4回1死一塁、右中間に2ラン本塁打を放った西川龍馬(カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ ロッテ0-4オリックス(12日・ZOZOマリン)

 オリックスが、負ければ自力CS消滅の危機を回避した。「無我夢中でやる選手が、どんどん出てきてくれたらいい」。頼りになったのは、スタイルとしてきた全員野球。中嶋監督の言葉にも力強さが戻ってきた。

 主軸を張る西川が4回に先制の6号2ラン。若手も続いた。「安どはない。悔しさを返していければ」と言ったのが、今季初昇格で2安打した池田。2試合連続で1得点だった打線に勢いをつけた。名門・大阪桐蔭出身の3年目。「流れを変えに来たぞ!」と試合直前の円陣では声出しを担当し、有言実行してみせた。

 前半戦終了時には全員を集め、中嶋監督が訴えかけた。「1軍2軍関係なく、全員を使って勝ちにいくから」。芽を出した一人が大里だった。2点リードの9回に2号2ラン。今季からロッテの人気菓子の広告が掲出された左翼ポールに当たった。ホームラン賞の「トッポ1年分」(1000個)を手にできたのも、1軍で戦っている証拠だ。

 13日からCS圏内を争う楽天、日本ハムと6連戦。山下や才木ら若い投手の力も必要になりそうだ。借金9、5位からの猛追。なりふり構わず、仕掛ける。(長田 亨)

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