◆パ・リーグ　ロッテ６―１オリックス（１１日・ＺＯＺＯマリン）

　ロッテの新外国人、ダラス・カイケル投手（３６）＝前ブルワーズ＝が１１日、ＺＯＺＯマリンで入団会見に臨み、逆転優勝請負人になると誓った。

　メジャー通算１０３勝、２０１５年ア・リーグのサイ・ヤング賞左腕は、ロッテで背負う背番４１のユニホームを着て会見場に現れた。開口一番、「コンニチハ！」と日本語で雰囲気を和ませると、「チームはいい位置にいる。強いチームの一員に加わって、日本で優勝を勝ち取りたい」と決意表明。「私はワールドシリーズも勝ち取っているし」と、アストロズ時代の１７年の世界一に続き、日米で頂点に立つことを目標に掲げた。

　吉井監督はすでに９連戦中のぶっつけ先発を予告しており、１６～１８日の首位ソフトバンク３連戦（みずほペイペイ）中のデビューが有力。早速、オリックス戦前にＮＰＢ公式球でキャッチボールをして、新たな仲間とも交流した。早ければ今オフにもメジャー挑戦の可能性がある佐々木ともあいさつし「一言、スゴいですね、イイですね」と印象を明かした。

　８年間伸ばしているという自慢のヒゲも、来日前に整えて準備は万端。奇跡の逆転Ｖを果たすため、最強のピースがロッテに加わった。

　◆ダラス・カイケル（Ｄａｌｌａｓ　Ｋｅｕｃｈｅｌ）１９８８年１月１日、米オクラホマ州生まれ。３６歳。ビショップ・ケリー高からアーカンソー大を経て０９年ドラフト７巡目（全体２２１位）でアストロズ入団。１２年６月にメジャーデビュー。最多勝、サイ・ヤング賞に加えてゴールドグラブ賞５度、球宴出場２度。メジャー通算２８２登板、１０３勝９２敗、防御率４・０４。１９１センチ、９３キロ。左投左打。

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