ロッテ・友杉篤輝「なんとか成績を盛り返してやっていけるように」後半戦2試合連続安打!

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2024.7.28(日) 09:46

ロッテ・友杉篤輝 (C)Kyodo News

 ロッテの友杉篤輝は27日の楽天戦、『9番・遊撃』でスタメン出場し、4回の第2打席にライト前に安打を放ち、オールスター明けは2試合連続安打となった。

 開幕からショートでスタメン出場する友杉は、規定打席に到達した4月14日に打率.381でリーグトップに浮上したが、当時「打率以上には良くはないと思います」と本人の中で納得のいく打撃ができていなかった。4月の後半に一時当たりが止まり、「やっぱり良くなかったので、すぐ落ちていきましたけど、なんとか少し良くなってきたかなと思います」と、5月に入り復調し、月間打率は.323(62-20)をマークした。

 6月に入ってからは当たりが止まり、6月が月間打率.147(75-11)、7月もここまで月間打率.143(42-6)と苦しんだ。

 7月12日の取材では、「あんまり思うようにいかないことばっかりなので、試合には出させてもらっていますが、なかなかいい結果が出ない。自分的にはまだまだこれからですけど、いい成績を残せていないかなと思います」と唇を噛んだ。

 “思うようにいかない”中で、友杉は「毎日試行錯誤しながらどうやってやったら打てるのか考えてやっています」と、どうやったらスコアボードに“H”ランプを灯すかだけを考えた。

 6月16日の中日との試合前練習では、「タイミングの取り方だったり、バットの出し方をすごい今、色々試しながらやっています」と、友杉がケージでの打撃練習を行う前に、村田修一打撃コーチが実演指導し、それを受けて友杉も打撃練習をするという日もあった。

 “タイミングの取り方”について友杉は「ピッチャーに対してと言うよりかは、自分がいい感覚で打ててないので、毎日どうしたら自分の感覚的に良くなっていくのかやっています」と、“投手”ではなく、“自分にあったタイミングの取り方”を探した。

 その中で、「ピッチャーに合わせて入っていけてるか、頭のブレであったり、バットの角度などを見ながらやっています」と映像で自身の打撃をチェック。

 試行錯誤する中で、左投手は昨季.196と苦戦したが、今季は課題にしていた左投手に対して開幕から結果を残している。「左ピッチャーに対しては去年よりいいんですけど、逆に右投手に対して悪くなってしまっているところがある。打ち方を変えないと両方打つのは難しいと思うので、今は右ピッチャーになっていますね」。

 バッティングでは悔しい時期が続いているが、大事なのはシーズン終わった時にどのような成績を残しているか。「なんとか成績を盛り返してやっていけるように頑張ります」。8月、9月大事なシーズン終盤で盛り返し、6、7月の打撃不振を忘れるような活躍に期待したい。まだまだこれからだ。

取材・文=岩下雄太

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