「マイナビオールスターゲーム２０２４」（７月２３日・エスコンフィールド、２４日・神宮）のプラスワン投票の結果が１７日に発表され、パ・リーグでは日本ハム・水谷瞬外野手（２３）が初選出された。

　昨年１２月の現役ドラフトでソフトバンクから加入し「日本生命セ・パ交流戦」では歴代最高となる打率４割３分８厘を記録して首位打者＆ＭＶＰに輝いた新星。高卒６年目で初の球宴出場に「冗談かなって（思った）」と率直な思いを口にし「プロ野球選手としてやっている以上、オールスターは出てみたいところでもありましたので、うれしく思っています」と笑みを浮かべた。

　昨季までプロ５年間で１軍出場ゼロ。「１年前だったら本当に考えられないことですし、１年前の今頃を振り返ってみた時、多分『オールスター休み、何しようかな』って考えていたと思う。１年でここまで来られたというのは本当にいろいろな人に感謝しないといけないと思う。自分を褒めてあげたいっていうところもあります」と話した。

　２３日の第１戦が本拠地エスコンで行われることもあり、今年は既に日本ハム勢から９人が選出。ファン投票では万波、田宮、水野ら同じ００年世代のチームメートが一足先に選ばれていただけに「追いかけていかないといけない存在でもあるなと認識していますし、ファイターズの他のチームメートの方もたくさん選ばれているってところで、うらやましい気持ちは持っていた。そこに加われてよかったです」とホッとした表情を見せた。

　今回の選出は前日１６日の楽天戦前に新庄監督から直接伝えられたといい「試合前に新聞を読んでいたら呼ばれて…」と水谷。「緊張しちゃうタイプなので、力まないように。３球三振はしたくないなっていう気持ちでいます」と笑顔で初の夢舞台を思い描いた。

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