【ソフトバンク】近藤健介、イチロー氏の名言踏襲で3冠王フラグ?「勝手に思ってください」月間MVP

スポーツ報知

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2024.7.9(火) 13:00

月刊MVPを受賞したモイネロ(左)と近藤健介(カメラ・谷口 健二)

 コンちゃんがイチローになった―。6月度「大樹生命月間MVP賞」が9日に発表され、パ・リーグは野手部門で近藤健介外野手、投手部門でリバン・モイネロ投手のソフトバンク勢がダブル受賞した。

 昨年8月度以来3度目の受賞となった近藤は月間打率4割1分3厘、7本塁打、23打点と大当たり。6月12日のヤクルト戦で右手を捻挫し、翌日の同カードからDH専任となったが「僕も(パフォーマンスが)落ちると思ってましたけど、力が抜けて無駄なことを考えなくなった」と、けがの功名を強調した。

 8日現在の成績は打率がリーグダントツの3割4分1厘、本塁打は山川と並ぶトップタイの13、打点はトップ山川に3差の47。パ・リーグでは令和初の3冠王も狙える位置にいる。「まだ6月が終わったばかり。よく(3冠王を獲れると思うと)言われますけど“勝手に思ってください”という感じ」と話して報道陣をどよめかせた。

 ちょうど20年前の“下敷き”がある。当時マリナーズのイチロー氏だ。2004年8月26日、ロイヤルズ戦でメジャー史上初の新人から4年連続200安打を達成。試合後の会見で、当時のメジャー記録だったシーズン257安打を期待する声に「勝手に期待してもらって結構です」と大胆にアンサーした。重圧をはねのけて同年、262安打の金字塔を打ち立てたのだ。

 自ら3冠王のフラグを立てた格好の近藤。当時11歳の小学5年生とあって、イチロー氏の“名言”は覚えていなかったようだ。「僕、全然知らなかったです。自分は意識していないので、周りが言うなら好きにしてくださいと」と苦笑いしながら言葉の意味を説明した。だが、そこは昨年も本塁打と打点の2冠王に輝いた天才打者。投高打低の球界で異次元の打棒を見せ続ければ、こちらの金字塔へも“勝手な期待”がどんどん膨らんでいく。

 ▼モイネロ(月間4試合3勝無敗、防御率0・67)「(6月7日の)DeNA戦が一番記憶に残っている。初安打を打てたっていうのも含めてね」

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