「彼が出るとお客さんも盛り上がる」ロッテのイケメン9番が躍動!対西武戦で開幕11戦全勝

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2024.7.8(月) 06:00

8回、右中間に2点適時三塁打を放つ藤原恭大(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武2―9ロッテ(7日・ベルーナドーム)

 遅れてきたイケメンが西武を沈めた。ロッテ・藤原が3回に右翼線へ先制三塁打、8回は右中間にだめ押しの2点三塁打と自身初の1試合2三塁打で3打点。「自分がやるべきことをやった結果がタイムリーになった」と、クールに振り返った恐怖の9番が活躍して5連勝を飾ったチームは、開幕からの西武戦連勝を11に伸ばした。

 飛躍を期して臨んだ6年目だったが、開幕直前の3月、右膝蓋(しつがい)骨を骨折して2軍スタート。リハビリをしながら打撃も見直して、バットを一度、左肩に乗せてから振り出すスタイルを取り入れた。「バットの軌道とか調子が分かりやすくなった。調子が悪くなった時も戻せると思います」と手応え。当初は全治3か月の見込みで球宴までの前半戦を棒に振る可能性もあったが、驚異の治癒力で6月28日に1軍昇格すると8試合で打率3割7分、7打点をマーク。頼もしさを増して帰ってきた。

 藤原が戦列復帰後、7勝2敗という結果に、吉井監督は「彼が出るとお客さんも盛り上がるので、レギュラーになってチームを引っ張ってほしい」と満足げ。首位ソフトバンクとは9ゲーム差も、今季こそ本格開花の予感を漂わす藤原が逆襲の主役になる。(阿見 俊輔)

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