楽天、則本セーブ失敗でドローも…5点追う8回に猛攻、交流戦王者の意地見せる
ベースボールキング
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2024.6.21(金) 22:37
楽天・今江監督 (C)Kyodo News
日本ハム 9 - 9 楽天<8回戦・セスコンF>
楽天はリーグ再開初戦を勝利で飾れなかったものの、最大5点ビハインドを追いつき今季2度目の引き分け。交流戦王者の意地を見せた。
楽天打線は初回、1番・小郷が右前打と盗塁で無死二塁の好機を演出。続く村林の二ゴロで一死三塁とし、3番・辰己の中前適時打で先制した。2回は6番・浅村の6号ソロと小郷の中犠飛で2点を追加。交流戦優勝の勢いそのままに、2回までに幸先よく3点を先取した。
先発の早川は3回に2点を返されるも、4回以降は3イニング連続3者凡退をマークし6回91球、4安打2失点の好投で降板。今季5勝目の権利を持って救援陣にあとを託した。
しかし、1点リードの7回を託された宋家豪が大誤算。先頭打者への死球からピンチを招くと、8番・水野に同点の適時二塁打を許した。さらに、2番・清宮には逆転となる右翼線適時二塁打を許すと、二死満塁後、途中出場のレイエスに右越えの満塁被弾。悪夢の1イニング6失点となった。
攻撃陣は5点を追う8回、先頭・村林、続く辰己の連打などで二死満塁とし、7番・フランコが“満塁ホームラン返し”となる3号満弾を左中間席へ運び1点差。さらに続く代打・阿部も左越えの2号ソロで続き8-8の同点に追いついた。
9回は辰己の中越え適時三塁打で9-8と勝ち越すも、その裏、守護神・則本が二死から自らの送球エラーでピンチを招き、交流戦MVPの3番・水谷に同点となる中越え適時三塁打を浴びた。延長戦は互いに得点を奪えず、白熱のシーソーゲームは9-9のドロー。楽天は勝ち切れなかったものの、随所に“交流戦王者”の意地を見せた。