岩本勉氏「初回は自分で自分の様子を疑っていた…」 約2カ月ぶりの1軍登板を果たした山下舜平大を解説陣はどう見た?
ベースボールキング
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2024.6.18(火) 16:40
オリックス・山下舜平大 (C) Kyodo News
◆ 「がらりと姿が変わりました」オリックスの山下舜平大が16日のヤクルト戦(京セラD大阪)で先発登板し、5回無安打9奪三振の投球を披露した。
4月19日のソフトバンク戦以来の1軍登板となった山下は初回、自身の暴投も絡み1点を失ったものの、2回はサンタナ・オスナ・山田哲人と三者凡退に抑え立ち直りを見せ、3回・4回・5回もスコアボードに0を並べた。5回82球、0安打9奪三振、1失点の投球内容で、白星は付かなかったものの自己最速タイの160キロを計測するなど復活の兆しを見せた。
好投を見せた山下について、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題に。
番組に出演した解説者の齊藤明雄氏は「今年1番期待していたピッチャーが復活してきましたね」と話を切り出すと、「立ち上がりは少し腰の不安があったのか舜平大らしくない投げ方だったんですけど、2回以降はちゃんと腰の使い方も上手くいってましたし、本来のストレートの力も出ていて、160キロの球速が出てますからね。この試合の投球を見ていると、次の登板が楽しみになってきますよね」と58日ぶりの1軍登板を果たした右腕を分析。
また番組MCを務めた岩本勉氏は「明雄さんと同意見で、初めはやっぱり自分で自分の様子を疑っていた投球だったと思うんですよ。2回以降は、たぶん初回終わりにベンチで“バッターと戦ってこんかい”などとはっぱをかけられたのか分からないですけど、がらりと姿が変わりましたよね」とコメントした。
交流戦では10勝8敗の5位と2つの貯金を作ったオリックス。パ・リーグの順位では2位まで僅か4.5ゲーム差の5位とまだまだ上位を狙える位置につけているだけに、21歳右腕の完全復活が、後半戦巻き返しのカギを握っているかもしれない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』