１１日から巨人との３連戦（楽天モバイル）に臨む楽天・今江敏晃監督（４０）が１０日、同じ監督１年目の阿部巨人を倒して球団初の交流戦優勝をたぐり寄せることを誓った。

　阿部監督に対し、今江監督は「思い切った作戦をしてくると思う。阿部さんの色が出るような形になると思います」と印象を語った。巨人とは今季オープン戦では３戦２勝１分け。しかし、「選手層も含め、ジャイアンツはビッグチーム。こちらはとにかく相手に流れをいかせないように、目の前のプレーをしっかりやっていきたい」と前を向いた。

　力を込めるのは当然だ。交流戦は９勝３敗で単独１位。「１番・小郷」が定着し、交流戦では打率３割、１１打点と好調。不振の浅村をスタメンから外し鈴木大を三塁で起用するなどの采配もはまっている。

　今江監督はロッテ在籍時、交流戦初年度の０５年に初優勝。その年の日本シリーズでは初戦の第１打席から８打席連続安打などでシリーズＭＶＰにも輝いた。監督就任初年度、指揮官にとって縁起のいい交流戦で、チームスローガン通りまずは１つ目の「いただき！」を目指す。（太田　和樹）

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