【ロッテ】“小川たまらん”驚異の守備範囲を誇る小川龍成…理想は西武の守備職人「取れるアウトを確実に取る」

スポーツ報知

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2024.6.4(火) 05:00

5月24日のソフトバンク戦 8回1死、柳田悠岐の二ゴロで好守備を見せた小川龍成(カメラ・今成 良輔)

 ロッテのプロ4年目・小川龍成内野手の活躍が目覚ましい。ファンの度肝を抜いたのが、24日のソフトバンク戦(ZOZO)だ。強打者・柳田の一、二塁間へのヒット性の当たりにセカンドの小川が素早く反応。ライト定位置のやや前で打球を捕ると、くるりと回って正確な送球でアウトにしてみせた。俊足巧打の背番号57は「あの辺に打球が多い印象が頭にあった。自分の中では『取れるアウトをしっかり取る』というだけなので、その考えを変えずにやっていきたい」と謙虚に話した。

 準備に余念はない。守備のポジショニングは、試合前に根元内野守備兼走塁コーチとデータを元に分析しているといい、「打球傾向や特徴をしっかり話し合っています。この打者の時はしっかり寄るとか、前に出るとか。いろいろ考えながらしています」。事前の想定に加え、「打者と投手との兼ね合いなので、そこは自分の感覚で『こんな打球が来そうだ』というのも、常に頭に入れた中でやるようにしています」と直感も大事にする。打者の反応を細かく観察し、常に情報をアップデートすることで、打球の先に待ち構えることができる。

 理想は西武で6年連続でゴールデン・グラブ賞を受賞中の守備職人・源田壮亮内野手だ。プロ入り前からの憧れで、昨年1月に共に練習する機会もあり、小川は「球際の強さや、守備範囲の広さもあるけど、送球ミスが本当にない。取れるアウトを確実に取っている。本当にうまいですね」と力説した。

 源田のほれぼれする華麗な守備には「源田たまらん」と称賛フレーズが生まれたほどだが、今季はロッテが誇る守備職人が“小川たまらん”と言わしめるプレーでファンを魅了する。(ロッテ担当・竹内 夏紀)

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