【ソフトバンク】「あのミスからが、きょうの負け」小久保裕紀監督も第一声で痛すぎる失策&負傷言及

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2024.5.30(木) 22:30

3回無死、岸田行倫の二ゴロを失策した際、右手指を痛めた様子の三森大貴(左は川瀬晃)(カメラ・相川 和寛)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人6―5ソフトバンク(30日・東京ドーム)

 首位・ソフトバンクが5点リードをひっくり返される大逆転負けで、今季初の2カード連続負け越し。2位の日本ハムが勝利したため、ゲーム差は「3」と今月5日(2・5差)以来の再接近となった。

 試合後、囲み取材での小久保監督の第一声は「先頭のイージーゴロからやけど…」。5点リードの3回。大量6失点のきっかけとなった先頭打者・岸田の二ゴロ失策を振り返った。

 二塁・三森は、守備位置より遊撃寄りのゴロを捕球しようとしてジャッグル。慌てて一塁に送球したがセーフとなった。直後、右手人さし指を痛そうに押さえると、三塁ダッグアウトから本多内野守備走塁兼作戦コーチが飛び出した。

 本多コーチ「同じ人さし指やったんで『うわ、まさか!』と。あした(31日)、検査にいくと思います。(イレギュラー?)見ている感じは普通(のゴロ)だと思いましたが、足運びでちょっと(打球に)差されたかなっていう感じ。だから突発的に手をバッて出してしまったんだと思います。あのミスからが、きょうの負けやと思うんで(担当コーチとして)申し訳ない部分もあります」

 三森は4月2日のロッテ戦(ペイペイD)の試合前にも右手人さし指に打球を当てて、末節骨を骨折している。

 三森「(前に痛めた部位と同じ?)はっきりとは分からないですけど、そんな感じではあります。(長引きそう?)まだはっきりとは分からないですけど、どうかなという感じです」

 本多コーチ「(折れているかどうかは)分からないですが、本人は『あ~っ』てヤバい顔をしていた。『どや、時間がたてばいけるか?』って聞いたんですが『分かんないっす』と。『分かんない』ということは、もう厳しいかなと思って。あそこで『う~ん』って考えるぐらいなら(プレー続行の)チャンスがあったかと思うんですけど…」

 三森が4月4日に出場選手登録抹消されると、二塁のレギュラーに牧原大が定着。しかし、その牧原大が同月28日の西武戦(みずほペイペイ)の試合前練習で右内腹斜筋を損傷して登録抹消されると、同日に三森が1軍復帰して正二塁手に収まった。今季のスタメン二塁は牧原大22試合、三森19試合(その他6試合)と、両者が約半分ずつを分け合っていた。31日からは、その2人ともが不在になってしまうかもしれない。

 三森にとっても、チームにとっても、あまりにも痛いエラーとなってしまった。

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