【オリックス】ドラフト1位ルーキーが逆襲へ起爆剤「負けが続いているので、チームの流れを変えるためにも」

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2024.5.28(火) 05:00

オリックス・横山聖哉

 オリックスのドラフト1位・横山聖哉内野手(18)=上田西=が27日、リーグ4位からの逆襲に向けて交流戦での“起爆剤”になることを誓った。24日の西武戦(ベルーナD)で1軍に初昇格して即スタメン起用され、プロ初安打をマークするなどアピール。28日の広島戦(マツダ)の帯同も決まり、「負けが続いているので、チームの流れを変えるためにも」と気合を入れた。

 大物感が漂う。初安打は好投手・高橋の内角直球を捉えた一塁内野安打。再びスタメン起用された26日の同戦では、右腕・ボーの外角チェンジアップを巧みに中前に運ぶ高卒新人離れした対応力を見せた。経験の少ない三塁守備もそつなくこなし、水本ヘッドコーチは「戦力で入っている。若さとか関係なしに」と高く評価する。

 28日からは不振でファーム調整していた頓宮も1軍に再合流の予定。昨季は交流戦で打率3割5分9厘、6本塁打、10打点の好成績を残しており、打棒復活に期待がかかる。巻き返しにはチームカラーの全員野球が不可欠で、「自分も(勝つための)一つの役割として食い込んでいけたら」と横山聖。21年は借金4で突入した交流戦で優勝し、25年ぶりのリーグVへ勢いをつけた。今年は借金6から、その再現を狙う。(小松 真也)

 ◆横山 聖哉(よこやま・せいや)2005年10月28日、長野県生まれ。18歳。上田西高では1年春からベンチ入りし、2年春から遊撃レギュラー。投手も兼任し、最速149キロ。高校通算30本塁打。23年のドラフト1位でオリックス入団。ウエスタン・リーグでは27試合に出場し、打率2割6分5厘、0本塁打、8打点。181センチ、86キロ。右投左打。

 ◆オリックスの21年の交流戦 18勝22敗7分けの借金4、リーグ5位で交流戦入り。DeNAとの開幕カードは負け越したものの、2カード目のヤクルト戦からは5カードすべて勝ち越し、12勝5敗1分けで11年ぶり2度目の優勝を飾った。山本(現ドジャース)が3戦3勝でMVPを獲得。この時点で貯金3、リーグ3位に浮上したチームは勢いそのままに6月は11連勝を含む16勝4敗3分けの快進撃を見せ、25年ぶりのリーグVへと弾みをつけた。

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