【ロッテ】鈴木昭汰の“魂の9球” 無死満塁から登板で無失点「何が何でも抑えて帰ってこよう」

スポーツ報知

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2024.5.26(日) 22:51

7回無死満塁から6番手で登板し、無失点に抑えた鈴木昭汰(カメラ・泉 貫太)

◆パ・リーグ ロッテ7―1ソフトバンク(26日・ZOZO)

 ロッテの鈴木昭汰投手が、チームの絶体絶命のピンチを救った。首位・ソフトバンクに今季初となる3タテを食らわし、チームは2分けを挟み4年ぶりの8連勝を飾って貯金6となった。

 2点リードの7回に5番手・沢村が先頭から3者連続四球で無死満塁のピンチを招き、鈴木が急きょマウンドに上がった。

 「興奮していたのであんま覚えてないんですけど、いつも僕が残したランナーを(沢村)拓一さんに救ってもらっていたので、あそこは何が何でも抑えて帰ってこようと思ってました」

 迎えた代打・中村晃には、「自分の強い真っすぐで押し切ってやろうと」と、2球目にこん身の直球。投ゴロにねじ伏せると、「多分映像を見たらわかると思うんですけど、よく捕ったなって感じ。捕れないと思った」と反射的にグラブを出して捕球。すかさず本塁に送球して封殺し、ホームゲッツーを完成させた。一気に流れを呼び戻し、後続の三森は遊ゴロに。“魂の9球”で無失点で切り抜けた。

 計8投手をつぎ込んだブルペンデーで白星を挙げ、首位独走態勢だったソフトバンク3タテの大仕事をやってのけた。開幕から19戦連続で自責0と頼もしい左腕は、「特に今日は本当にみんなでつないできたので、とにかく抑えられてよかったです。この勝ちはすごく、チームとしても大きいと思うので、この流れを交流戦にぶつけていきたいです」と、うなずいた。

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