【ソフトバンク】ギータがノーヒットなら7連敗 2戦33点打線が沈黙・・・2戦で1点 両リーグ最速30勝目前で連日の足踏み

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2024.5.26(日) 05:00

7回2死一、二塁、投手交代を告げる小久保裕紀監督(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ ロッテ2―0ソフトバンク(25日・ZOZOマリンスタジアム)

 負けて、より強さが際立つのがソフトバンクだ。連敗は4日の西武戦以来、実に3週間ぶり。今季最多の4併殺打を喫した打線に小久保裕紀監督(52)は「(俊足の)三森や(周東)佑京からゲッツーを取るんやから、守備もいいということですよ」とむしろロッテ内野陣をたたえた。

 21、22日の楽天戦で21、12の計33得点と爆発した打線が、千葉で沈黙した。佐々木が先発した24日が5安打1得点。この日もメルセデスに8回3安打と抑えられ、3日の西武戦以来、今季3度目の完封負け。2位・日本ハムに4・5差と接近されたが、指揮官は「この打線をあそこまで抑えるんやから、相手が良かったということ」と余裕。大勝の翌日に点が取れないのは球界の“あるある”だが、まるで筋肉痛のように打ち疲れが遅れてやってきたようだ。

 柳田が連日の無安打。ギータがノーヒットなら7連敗だ。4回無死一塁、自身も本塁打を確信した大飛球は、強烈な逆風に押し戻され、中飛となった。これで対右腕の打率3割4分7厘に対し、対左は2割4分6厘。「たまたまじゃないですか。特に(苦手)意識はないです」と一笑に付したが、少々気になるデータではある。

 打線全体も、相手先発が右腕の試合は20勝4敗2分けの勝率8割3分3厘だが、左腕は9勝8敗の5割2分9厘。一応、勝ち越しているだけに「こんだけ勝ってて『勝率』言われても困るので頑張ります」と指揮官。両リーグ最速の30勝目前で連日の足踏みだが、ダメージは少ないようだ。(田中 昌宏)

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