【ソフトバンク】山川穂高のド根性「例えばですが、折れててもいいじゃないですか」9回左手死球で途中退場

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2024.5.19(日) 18:26

9回1死二塁、山川穂高が死球を受ける (カメラ・馬場 秀則)

◆パ・リーグ ソフトバンク2x―1西武(19日・みずほペイペイドーム福岡)

 首位のソフトバンクがサヨナラ勝ちで4連勝を収め、敗れた2位・日本ハムに今季最大の6ゲーム差をつけた。

 勝利に沸く中で心配なのが山川だ。同点に追いつきなおも9回1死二塁でアブレイユから左手甲に死球を受けた。激痛に顔をゆがめてそのまま途中交代。ただ、試合後は平然とした表情で報道陣の前に現れた。

 試合後はアイシングと電気治療を受けたというが、“患部”はやや腫れており、投球が当たった衝撃で皮膚の一部がめくれていた。

 ―投球はリストガードの上から?

 「あれ(リストガード)の上からです。左手首は折れやすいので(常に装着している)」

 ―ぶつけられた直後、震えているように見えた。

 「震えましたね。何ですかね(笑い)。僕もヤバいと思いました。やっぱ(アブレイユの球は)速いんで」

 幸いにも20日は試合がない。21日の楽天戦(みずほペイペイ)の出場は、当日までの様子をみて決めることになりそうだが、主砲は驚くような所感を述べた。

 「例えばですけど、折れてても力が入ればいいじゃないですか。折れてるから休むのじゃなく、力が入らなければ休まざるを得ない。折れてても試合に出る人はいるので」

 思わず報道陣から「ほ~」と感嘆の声が漏れた。検査の結果、骨折していても、バットを握る力を失ってさえいなければ、試合出場は問題ないという認識を示したのだ。

 「あした(20日)腫れすぎたら、あさって(21日)試合なんで、どうかなとは思いますが、今は力が入るので、大丈夫だと思います」

 全試合で4番を張る山川。並々ならぬ責任感で、移籍1年目のシーズンに臨んでいる。

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