【西武】39戦目で自力V消滅 松井監督「最後の最後までやっていきます」 首位に14・5差、借金13

スポーツ報知

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2024.5.19(日) 06:15

9回、ベンチで厳しい表情の松井監督(カメラ・馬場 秀則)

◆パ・リーグ ソフトバンク3―2西武(18日・みずほペイペイドーム福岡)

 敗戦のグラウンドから視線が動かない。試合後の三塁側ベンチで松井監督以下、西武の選手は唇をかみしめた。39試合目にして早くも自力優勝の可能性が消滅。指揮官は「一つ一つやっていきます」と言葉を絞り出した。

 投打の歯車がかみ合わない。2回、若林の左越え3号2ランで逆転すると、今季初先発の渡辺が7四死球を与えながらも6回を1失点。勝ちが見えてきた8回、右肘違和感で離脱した甲斐野に代わってセットアッパーを務める松本が近藤に右越えへ逆転2ランを浴びた。右腕は「抑えなければいけないところだった…」と悔やんだ。

 今季5度目の4連敗で借金は最多の13に膨らみ、首位ソフトバンクとのゲーム差は14・5に。CS圏内の3位からも6・5ゲーム差をつけられている。「最後の最後までやっていきます」と松井監督。みずほペイペイでの連敗を5で止めるべく、19日は5戦3勝無敗の新人左腕・武内にチームの命運を託す。(秋本 正己)

 【記録メモ】西武は39試合目で自力V消滅。最近の早期の自力V消滅には、18年の楽天が31試合目。22年の日本ハムが33試合目。17年のロッテが37試合目で消滅している。

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