「こういう時こそ」今季極上の安定感も0勝…初回炎上の助っ人左腕へロッテ打線が最多16安打で奮起

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2024.5.19(日) 05:55

5回1死二塁、適時二塁打を放った岡(カメラ・上村 尚平)

◆パ・リーグ ロッテ6―4日本ハム(18日・ZOZOマリン)

 開始10分の4失点が、ロッテ打線に火をつけた。今季6戦計4失点だったメルセデスが、初回にまさかの炎上。今季初めてつかまった左腕の姿を見て、中堅にいた岡は決意した。

 「今まで、CC(メルセデス)はいい投球をしても勝ちをつけてあげられなかった。こういう時こそ、野手が負けを消したい」

 メルセデスは今季、おそらく球界で最も援護に恵まれない先発投手だった。6登板で失点は1→0→1→0→0→2と極上の安定感ながら0勝。登板中、味方の得点は1→1→2→1→0→0と目を覆う“無援護”が続いた。岡が代弁した思いは野手陣共通だった。

 毎回の今季最多16安打で6点を奪って4点差から逆転勝ち。日本ハム戦の連敗も7で止めた。今季初めて1、2番を組んだ荻野と岡がともに4安打。「2人とも早打ちだからあまり並べたくないんだけど…」という吉井監督も笑顔だ。なお、勝利投手は国吉。次は早めの援護でメルセデスに白星を贈る。(宮脇 央介)

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