西武・今井が7回2失点で楽天戦12連勝!トップ雄星あと1…今季全7戦で100球超えも母譲り体力「血を継いだ」

スポーツ報知

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2024.5.13(月) 05:45

7回2失点で3勝目を挙げた今井(カメラ・小泉 洋樹)

◆パ・リーグ 西武6―2楽天(12日・ベルーナドーム)

 お立ち台から客席を眺めた西武・今井の目には、多くの笑顔が映った。最下位でも、勝てばこれだけ喜んでくれる。本調子ではなかったが、7回5安打2失点で3勝目。楽天戦連勝を12に伸ばし、トップの菊池雄星にあと1とした右腕が「ホームでも仙台でも、ファンの方の声援に勇気づけられてここまで勝てています」と頭を下げると、さらにベルーナDが沸いた。

 7回にも155キロをマークするなど、115球を投げても球威は落ちなかった。今季全7試合で100球超えでもびくともしない体力は、母・江利子さん譲り。「体の強い母なので、その血を継いだのかなと毎日、思っています」と豊富な練習量の礎になっている。

 野球に明け暮れた中高時代、試合や練習のために早朝4時に自宅を出発することも珍しくなかったが、母はもっと早く起床し、弁当作りや車での送迎でサポートしてくれた。「いい投球をシーズンを通して見せられれば。体に気をつけてほしいです」と感謝の気持ちは結果で示すつもりだ。

 53奪三振は両リーグトップ、防御率1・47はパ3位のエースは「常にモチベーションを高くしてグラウンドに立ち続けるのが大事。その筆頭になれればいい」。髪は切っても気持ちは切らずに、逆襲の主役になる。(阿見 俊輔)

 ◆記録メモ 今井(西)が7回5安打2失点で今季3勝目。今季の白星全てが楽天戦で、21年10月15日から楽天戦は12連勝となった。同一カード最多連勝のプロ野球記録並びにパ記録は、稲尾和久(西鉄)が56~59年にマークした近鉄戦の22連勝だが、楽天戦に限ると最多は16~18年の菊池雄星(西)の13連勝で、今井は2番目。

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