【ソフトバンク】オスナ、節制が導いた通算200S「デスパイネになっちゃうよ!」豚骨ラーメン控える

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2024.5.8(水) 22:16

日米通算200セーブとなる9セーブ目を挙げ、笑顔を見せるロベルト・オスナ(左は中村晃) (カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ ソフトバンク3―1日本ハム(8日・みずほペイペイドーム福岡)

 ソフトバンクのロベルト・オスナ投手が、日米通算200セーブの金字塔を打ち立てた。2点リードの9回を3人で打ち取って「200 SAVES」と書かれた記念のボードを受け取った。「まさか野球選手になれるとも思ってなかったし、200セーブも取れるなんて…」。日本球界史上最高額の推定年俸10億円男が、自慢のドレッドヘアをかき上げた。

 日米両方でセーブを記録した外国人で、通算200セーブ以上は、球界全体でもリッチ・ゴセージ(ダイエー=米310、日8)

ボビー・シグペン(ダイエー=米201、日20)に次ぐ3人目。いずれもメジャーで最多セーブのタイトルを獲得し、ホークスに在籍している共通点がある。だが“先輩たち”の来日はキャリア晩年で、期待通りの活躍をしたとは言いがたい。

 しかし29歳のメキシカン・クローザーは違う。昨季も26セーブを挙げており、2027年までの長期契約を結んでいる。日米通算250セーブが条件の名球会についても「入れたら最高だね。1年でも長く日本でプレーしたいんだ。家族とも『日本で家も買いたいね』と言ってるよ」と語気を強めた。

 長期契約にかまけて節制を怠ることもない。大好きな豚骨ラーメンも控えている。「このまま食べ続けてたらデスパイネになっちゃうよ!」とジョーク。昨季ソフトバンクでともにプレーしたキューバの巨漢砲を“反面教師”にしているようだ。

 4月19日のオリックス戦(ペイペイD)以来のセーブ。以降はセーブ・シチュエーションに恵まれず、“リーチ”がかかってから20日を要した。小久保監督は「(達成時に掲げる)ボードを(スタッフが)全国に持ち歩いてたのは知ってる」と明かして笑わせた。

 チームは今季4度目の同一カード3連勝を飾り、3度目の4連勝。貯金は今季最大の13に達し、2位の日本ハムに今季最大の5・5差をつけた。球団で5月に2位と5・5差以上の首位となるのは、2リーグ制後では1951年(最大5・5差)、59年(6・5差)、65年(11差)、2016年(6差)に次ぐ5度目。16年を除いて優勝しており、V率は75%だ。オスナの働きで、鷹が歴史的独走態勢を固めていく。

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