【オリックス】頼れる助っ投が球団外国人では初のデビュー4連勝 投手3冠の活躍で連敗を4で止め3位浮上

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2024.5.5(日) 05:00

5回、力投するアンダーソン・エスピノーザ(カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス3―1日本ハム(4日・京セラドーム大阪)

 オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(26)が6回1失点と好投し、球団の外国人では初めてデビューから4連勝を飾った。自己ワーストの8安打は許したが、リーグトップタイの4勝、防御率0・55、勝率10割で投手3冠。連敗を4で止め、たった1日で3位再浮上に貢献した。

 エスピノーザの後ろにも「女房役」がいた。最後の力を振り絞った6回2死三塁だ。2ボール2ストライク。二塁のゴンザレスが駆け寄ってきた。「カーブがいいんじゃないか?」。自身の選択は直球。同じベネズエラ出身の先輩であり、兄貴分の助言を頼った。

 外角へ逃げる曲がり球で郡司を空振り三振。「すごい選手だな…とあらためて感じた。助けてもらって本当に幸せな気持ちです」と最敬礼した。直球のサインを出そうとしていた森も同じ。「正直、僕もカーブは頭になかったです。何か、見えていたんでしょうね。マーゴ(ゴンザレス)に感謝です」と頭を下げた。

 連続イニング無失点が18で止まった5回も、清宮の犠飛によるものだった。得点圏では17打数無安打というピンチの鬼。31日からの中日3連戦(京セラD)では「オリ髭デー」が開催されることも決まり、お立ち台ではマチャド、宗と「ワイルド系男子」が、ひと足早くそろい踏みした。

 今年2月の入団会見では「山本投手のように達成したい」とノーヒットノーランを夢見た。シーズン序盤ではあるが、ドジャースでプレーする前エースに負けない充実ぶりだ。ラーメンだけでなく、日本式の宅配ピザにもドハマり中。愛称「エスピー」の快進撃は続く。(長田 亨)

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