【楽天】早川隆久が“仲直り”で2勝目…4・19西武戦5失点で女房役・太田に不満も本拠地で息ぴったり
スポーツ報知
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2024.5.4(土) 08:51
◆パ・リーグ 楽天12―1ロッテ(3日・楽天モバイル)
楽天の早川隆久投手(25)が9回6安打8奪三振1失点に抑え、自身&チームの今季初完投勝利で2勝目をあげた。この日バッテリーを組んだ太田に対しては、前回の登板(4月19日、西武戦)の時に捕手批判ともとれる発言をしていた。試合前に“仲直り”し、勝利に貢献。早川は「もっと太田さんと勝ちを積み重ねていけたら」と勝ちにこだわる意欲を示した。
9回2死一、三塁、田村を右飛に打ち取り、笑顔の早川はマウンド付近で女房役の太田から抱きしめられた。2021年5月16日のオリックス戦(京セラD)以来2度目、本拠地では初となる完投勝利を果たした。「球数も少なく(127球)いけましたし、試合前から本当にいいミーティングが光さん(太田)とできた。そこのところもよかったのでテンポ良くいけたのかなと思います」と喜んだ。
抱擁の裏には2人の関係性を引き裂く事案が発生していた。4月19日の西武戦(ベルーナD)では7回5失点で負け投手。バッテリーを組んだ太田に対し「自分は要求された球を投げただけ」などと不満をあらわにした。翌日今江監督からは「チームを引っ張っていってほしい選手が、キャッチャーと合わないからどうこうっていうのも寂しいですし、言い訳にしてほしくない」と苦言を呈された。
心を入れ替えた早川は、太田に謝罪。19日以降登板機会がなく、中13日のマウンドとなったこの日は志願してバッテリーを組み、勝利に貢献した。早川は「ああいう一件があった中でもうまくコミュニケーションがとれた結果。もっと太田さんと勝ちを積み重ねていけたら」と意欲を示した。
今江監督は「今日の試合を見てもらえれば分かりますけど、しっかりクリアにできて結果としてもすごくいい形でできている」とにんまり。この日チームも今季最多15安打12得点と爆発。バッテリー間の“仲直り”はチームにも勢いをもたらした。(太田 和樹)
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