【オリックス】VS佐々木朗希!宮城大弥、同学年ライバル対決で自己最多タイ13奪三振&最速155キロ!でも…負けた

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2024.5.1(水) 05:00

5回、この試合唯一の失点を許したオリックス・宮城(中央、カメラ・義村 治子)

◆パ・リーグ オリックス0ー1ロッテ(30日・ほっともっと神戸)

 オリックス・宮城大弥投手(22)が8回を5安打1失点で13三振を奪う快投を見せたが、7回を無失点で10奪三振のロッテの佐々木朗希投手(22)に投げ負け、3敗目を喫した。通算5度目となった同学年のマッチアップはこれで宮城の1勝3敗。チームは2試合連続0―1の黒星で今季6度目の完封負け。19イニング無得点の惨状で22年5月以来の月間負け越しが決まった。

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 オリックス・宮城は潔く、数少ない失敗に目を向けた。「四球を出しての長打だったり、そういうところはしっかり反省しないといけない。実力不足なので」。8回を自己最多タイの13奪三振。たった1つの失点が、厳しい結果につながった。

 5回1死から山口をこの日、唯一の四球で歩かせた。2死からベテラン・荻野にやや甘く入ったフォークを左中間へ運ばれ、先制点を献上。「向こうの方が一枚や二枚上だったということ。もっともっと、実力を上げたい」。ほっと神戸では通算3戦2敗となり、エースらしく責任を背負った。

 同学年の佐々木と5度目の投げ合い。「楽しく投球ができた」。初回1死で藤岡から見逃し三振を奪った直球は155キロ。「たぶん(スピードガンが)盛られていると思います」と謙遜したが、自己最速を1キロ更新した。この日最後の115球目となった8回2死でも155キロを計測し、藤岡を空振り三振。怪物との対戦は1勝3敗となったが、3度の3者連続三振を奪う圧巻の内容。「彼に引っ張ってもらいながら、いい感じで投げた。お互いに良かったかな」とまた刺激し合うつもりだ。

 「すでに3敗してしまったわけなので。負けをなくして、いい流れを持って来られたら、チームとしてもベスト」。開幕から5試合すべてでクオリティー・スタート(6回自責3以下)を記録し、防御率1・41でも2勝3敗。皮肉にも宮城の勝敗がそのまま、チームの借金と重なっている。

 3、4月を13勝14敗1分けで終え、9勝15敗だった22年5月以来の月間負け越しが決定した。「本当に良く投げた」とねぎらった中嶋監督も「投手はよく頑張っている。このまま投手が腐らないようにやっていきたい」と約束した。打線は2試合連続4度目の0―1完封負けで19イニング連続無得点。力投が報われることを信じる。(長田 亨)

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