【日本ハム】「ワオ!」郡司が母校慶大・渡辺憩の代打サヨナラ弾を祝福するV打…なんと千葉市シニアでも後輩
スポーツ報知
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2024.4.30(火) 06:10
◆パ・リーグ 日本ハム1―0オリックス(29日・エスコンフィールド)
息詰まる展開を一振りで動かした。0―0の8回2死二塁。日本ハム・郡司は「僕はチャンスで打つ係。ここで打たないと、出ている意味がない」と、初球のフォークを狙い澄まして左前に運んだ。得点圏打率3割7分5厘のリードオフマンがもたらした1点で勝利。2カードぶりの勝ち越しを決めた。
図らずもこの日、母校の慶大がリーグ戦で劇的勝利。サヨナラ弾を放ったのは、自身と同じ千葉市シニア出身のルーキー・渡辺憩だった。慶応で全国制覇した昨夏後に共通のトレーナーを介して交流が始まり「ワオ! 初打席でHR? すっごいな」と大興奮。さらにオリックスの1番・渡部は大学時代の“部屋子”。「後輩史上、一番ご飯に連れていった」とかわいがる後輩の前で先輩の貫禄を示した。
三塁での出場が続くが「相手も打たれたくないし考える。得点圏こそ読みやすい」と本職の捕手で培った配球の読みが勝負強さに生きている。新庄監督も「しびれたね。走者がいるところで期待を持たせてくれる選手。勝負強い」と最敬礼し、3投手のリレーでリーグ最多5度目の完封勝ち。貯金は新庄政権最多タイの4となり「慶応も強いですから。流れに乗らせていただきましょう」と郡司。勢い十分でベルーナDに乗り込む。(堀内 啓太)
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