【ソフトバンク】少年時代に憧れたギータと同日記念打で瞳ウルウル プロなのにバッセン修業が実った初安打
スポーツ報知
- ニュース
2024.4.29(月) 20:05
◆パ・リーグ ソフトバンク5x―4西武(29日・みずほペイペイドーム福岡)
ソフトバンクが2点ビハインドの9回2死一、二塁から柳田のサヨナラ3ランで大逆転勝利を収めた。チームは6連勝で福岡移転後の通算2500勝を達成した。
この試合で仲田慶介内野手のプロ初安打も飛び出した。1―4の7回無死一塁、代打で登場すると6球粘って7球目の高めボールを中前に運んだ。この回、敵失で1点を返しただけに、大きな一撃となった。
プロ3年目の支配下登録1年目。投手と捕手以外はどこでも守れる両打ちのユーティリティー選手が感激の一打を振り返った。
―プロ2打席目。13日の西武戦(四球)以来、久しぶりの打席
「いつか絶対チャンスが来ると思って、ずっと準備してました。思い切っていけたのがすごい良かったです」
―球界を代表する投手の高橋から初安打
「低めのフォークにしっかり食らいついて粘りながら、最後のストレートを1球で仕留められた」
―試合前から「打席あるぞ」みたいな話は?
「前の回に『海野のとこでいくぞ。代打で。高橋光成から打ってこい』と監督に言われて。びっくりしました」
―記念のボールは
「受けとりました。もう両親に(渡します)」
―川村は北海道の実家からみずほペイペイまで半日かかる。仲田は福岡市早良区の実家から何分?
「10分もかからないです。観戦に自転車でよく来てました」
―中学時代に自転車で来て応援していた柳田が、記念の日に逆転サヨナラ弾
「そうですね…何か…(6秒間無言。瞳を潤ませ、声をかすれさせて)すごいです」
―打席に立つまでの準備は
「アーリー(ワーク)の前から(さらに早く球場に来て)スローボールマシンを打ったりとか。バッティングセンターにもちょいちょい行って、速いボールを見たり。ここよりもバッティングセンターの方が速いボールを見られる。(打席機会が少なく)速いボールを見る機会がなかったので、目を慣らすためにそういった準備をしてました」
―バッティングセンターは何キロの設定?
「一応140キロなんですけど、もっと速い。多分150キロ以上出てる(さらに速く感じるように)ちょっと前から打ったりとか、ずっとやってました」
―プロなのにバッティングセンターの常連
「速いボールを見とかないと、打席に立ったときに打てないと思うんで。そこのバッティングセンター、いいんですよ」
―どこ?
「姪浜のウエストコーストです」
―軟式しかないよね?
「軟式です」
―試合のバットで?
「そうです」
―小中学生に張り合って?
「たまに声かけられます(笑い)」
―同日に支配下昇格した川村、仲田は先に初安打
「2人がグラウンドで躍動してたんで、自分も躍動したいなと思ってました」
関連ニュース
・長谷川威展は「強運の持ち主。自分で言うのも何ですけど」現役ドラフト1年目のプロ初勝利
・柳田悠岐が逆転サヨナラ3ラン「奇跡」「ミラクル」「バカ騒ぎ」3戦連続サヨナラ勝ちで福岡移転2500勝
・仲田慶介、プロ初安打!打率10割!記念球は“育成三銃士”仲間の緒方理貢がゲット
・ガールズケイリン・尾方真生がソフトバンク・西武戦の始球式に登場! “推し”周東佑京外野手の目の前で堂々投球
・両リーグ最速貯金10 73年ぶり快挙に小久保裕紀監督「あんな終わり方もあるんか」