「わざとでも良いからやってみるのも手では…」泥沼7連敗のロッテに坂口智隆氏が語るアドバイスとは?
ベースボールキング
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2024.4.28(日) 06:30
ロッテ・吉井監督 (C)Kyodo News
◆ 「感情を出すとか…」ロッテは27日、本拠地での楽天戦に1-4で敗戦。これで連敗の数字が「7」まで膨れ上がったほか、4位・楽天に1ゲーム差を付けられてしまった。
連敗ストップのマウンドを託されたC.C.メルセデスは、初回から飛ばし今季自己最多108球で6回まで楽天打線をシャットアウトすると、打線も3回にグレゴリー・ポランコの犠飛で幸先よく先制してリードを保ったまま試合を展開していく。
しかし8回、3番手でマウンドに上がった澤村拓一が一死から4連打で一気に逆転を許すと、代わって火消しに来た澤田圭祐も適時打を浴び、この回一挙4点を吐き出してしまう。なんとか追いつきたかった打線だが、走者こそ出すもののそこから繋がりを見せられずに沈黙。接戦を落とし、借金を「4」にまで増やしてしまった。
重苦しい雰囲気が漂うロッテについて、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「もう勝てない時っていうのは、こういう事ですよ。何をしても上手くいかないと言いますかね……」とコメント。
嫌なムードに飲み込まれている状況では勝ちパターンの継投も裏目に出てしまう事もあると自身の経験を踏まえつつ、さらにこうした状況が続きかねないと懸念。坂口氏は対処法として「本当にそういう時は、野手で誰か出ている選手で感情を出すとか、勢いをつける役割が要りますよね。もうわざとでもいいのでやってみるというのも手かもしれないですよ」と語り、スタメン野手陣に盛り上げ役が現れるべきとアドバイスした。
開幕直後は2位をキープしていたロッテだが、負傷者の続出に守護神・益田直也の抹消などリリーフ陣の不振などの影響で少しずつ順位を下げてきた。特にチーム打率.228はリーグ5位のほか、得点51は断トツ最下位と攻撃力に深刻な課題を抱えているだけに、坂口氏の語るような力のある打者の到来が待たれている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』