「どの初戦よりも緊張した」昨年難病手術のロッテ右腕が復帰初球で自己最速153キロ

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2024.4.26(金) 06:25

7回から3番手で登板した岩下大輝(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ ロッテ0―6ソフトバンク(25日・ZOZOマリン)

 元気なロッテ・岩下が帰ってきた。昨年10月に国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」の手術を実施。7回から今季初登板し、復帰初球で自己最速153キロをマークした。最後は1死一塁で4番・山川を遊ゴロ併殺に仕留め、1回無安打無失点。「手術は何回もしたが、どの初戦よりも緊張した。頑張って腕を振れた」と一息ついた。

 昨年、「イニングをまたぐごとに真っすぐに立てないというか、(左半身が)しびれて固まる感じ」と異変を感じ、手術に踏み切った。片足立ちができず、バランス系のリハビリからスタートし、術後約1か月でトレーニングに移行。同じ病を経験した大隣2軍投手コーチらの助言もあり、復活がかなった。「完璧に元に戻るのはなかなかないと思うけど、すごい楽になった」と岩下。今季ワースト6連敗となったチームを、持ち前の力強い投球でもり立てていく。(竹内 夏紀)

 ◆岩下 大輝(いわした・だいき)1996年10月2日、石川・能登町出身。27歳。星稜から14年ドラフト3位で入団。昨季は27登板で1勝3ホールド。182センチ、90キロ。右投右打。

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