西武の“アーチスト”が40代選手初の5戦連続二塁打もやっぱり「本塁打を打ちたい」

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2024.4.26(金) 05:35

1回1死二塁、中村剛也が左適時二塁打を放ち先制(カメラ・朝田 秀司)

◆パ・リーグ オリックス1―3西武(25日・京セラドーム大阪)

 また、記録をおかわりした。初回1死二塁の先制機。西武・中村剛はカスティーヨの投じた変化球をフルスイング。打球は三塁線を破る先制の適時二塁打に。5戦連続二塁打は自身も、40代選手としても初の快挙となったが「別に」とクールに流した。

 プロ23年目で積み重ねてきた二塁打は349本。「二塁打も狙って打てるものでもないし、たまたま外野の間を抜けるとかしないとならないので」と受け流すが、狙うのはやはりスタンドイン。「二塁打より本塁打を打ちたい」と言葉を強めた。8回2死で迎えた第4打席では、阿部の144キロ速球に対して右膝が地面につくくらいのフルスイング。「振らないとタイミングを取れないので」と空振り、凡打を恐れることなく本塁打を狙いにいく。

 最下位に低迷するチームにあって、頼りになる大ベテラン。首脳陣は40歳のコンディションを考慮して続けての先発出場を避けてきたが、今季初の4試合連続先発で連敗を4で止める原動力となった。松井監督は「長打が出ているということは状態がいいということ」と目尻を下げた。「自分のやることをしっかりやろうと打席に立っています」と中村剛。二塁打、本塁打のおかわりが勝利につながっていく。(秋本 正己)

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