日本ハム・新庄剛志監督、初貯金4「涙出てくる。脳の汁がもう…」5連勝で2位堅守 1点差5戦5勝「2年間の成果」
スポーツ報知
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2024.4.24(水) 05:45
◆パ・リーグ 楽天3―4日本ハム=延長12回=(23日・楽天モバイル)
打球がレフト前に落ちると、日本ハム・新庄剛志監督(52)は両手を上げて喜びを爆発させた。雨脚も強まった延長12回2死二、三塁。途中出場の上川畑が、追い込まれながらもフォークに食らいついた。決勝の左前適時打で、昨年8月以来の5連勝。貯金を初めての4まで伸ばした指揮官は「一生懸命勝ちに食らいついていくあの姿を見てたら、涙出てくるね。こんな勝ちある? 最後の12回に」と選手をたたえた。
先行しては追いつかれる苦しい展開だった。8回には2イニング目を任せた金村が、今季初失点となる同点被弾。9回の攻撃では、無死一塁から偽装バントで二盗を試みた代走・五十幡が刺された。それでも新庄監督は「(流れを)持ってこれる感じはしますけどね」。リリーフ陣が踏ん張り、12回に勝ち越しての大きな1勝に「(勝ちは)いつでも大きいよ。表の攻撃だから、脳の汁がもう(たくさん出て)…」と笑った。
接戦での強さが、今季の躍進を支える。昨季17勝31敗と大きく負け越した1点差ゲームで、今季は5戦全勝。昨季は7月の13連敗中に1点差で7連敗を喫するなど、明確なウィークポイントとなっていた。新庄監督は「逆になったね。これは2年間の成果ですよ。今年は本当に面白い」とチームの成長に目を細めた。
首位ソフトバンクとの1ゲーム差をキープ。決勝打の上川畑は「去年なかったチームの雰囲気がある。1つの勝利に向かって、全員で動いてる感じを肌で感じる」。手に入れた武器は一体感が生み出す勝負強さ。新庄体制3年目のチームが、パ・リーグを熱く盛り上げていく。(山口 泰史)
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